神経回路の“言語”を解読!レーザービームでマウスのマインドコントロールに成功

神経細胞

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マインドコントロールというとSF映画の世界だと思われるかもしれませんが、現実世界でもありますよね、過激な宗教だったり、陰湿な犯罪だったり・・・。
しかしこうしたマインドコントロールは“外部から”怪しげな行程を踏んで被験者を洗脳する行為ですが、今回行われた研究では、レーザー光を直接脳内に照射し、操作者が思うがままに被験者(マウス)を操ることができるのだそうです。

In a breakthrough that wouldn’t look out of place in a science fiction film, researchers said they have been able to control the minds of living animals by tweaking the activity of their brain cells.

脳細胞の活動を操るというSF映画にでてきそうな技術によって、研究者たちは生きている動物の精神をコントロールすることができるそうだ。

マウス

デイリーメール・オンラインの記事よりご紹介します。

脳内にレーザーでホログラムを投影する

マインドコントロールを可能にする研究なんて、なんとも怪しげな感じがしますが、今回の研究は脳の機能をより深く理解するために行われているのだそうです。

研究はカリフォルニア大学バークレー校のチームによって行われ、マウスの脳にレーザーを当てて神経の活動を変化させるというものです。

これを行うためチームは、数千個の神経細胞の集まりを観測でき、さらにレーザービームも照射できるという特殊な顕微鏡を開発したそうです。

これはどういうことかというと、まず数千個の神経細胞の集まりが観れるということは、脳内のとても細かい領域が観察できるということだそうで、神経回路の信号のやりとりが手に取るように分かるそうです。
そして、これによって動物が特定の行動をしている時に神経回路ではどのような信号が発生し、やりとりされているかが記録でき、神経の”言語表”が作られていきます。

このようにして蓄積された膨大な言語表は、任意のものがレーザービームによって3次元ホログラムとして再現され、脳内に直接照射するそうです。

するとこれを照射された動物は、その言語パターン通りの行動をとる、ということです。

つまるところ神経細胞の電気信号パターンのデータをとり、どういう行動の時にどういう信号かということを解明して、それをレーザーのホログラムで脳内に再現することで、それに対応する行動をとらせる、ということですね!

・・・で、それはどういうことを意味するのでしょうか?

神経の言語を理解することで、脳の解明へと繋がる

While mind control may seem like the stuff of dystopian sci-fi nightmares, the team said the findings could provide insight how the different regions of the brain communicate with one another and even shed new light on brain disorders.

マインドコントロールは非道なSFの悪夢のように思われるが、研究チームによると、この研究は脳内の異なる領域がどのように意思疎通するのかを解明し、脳の治療に新たな光をもたらすのだそうだ。

神経細胞

神経回路:脳内で神経細胞が複雑に絡み合い形成される

脳の神経回路は、与えられた指令に対して信号を発し合うことで意思疎通をとっていることはこれまでにも分かっていたそうですが、どの信号パターンがどんな意味を成すのかはわからなかったそうです。

今回の研究では、この顕微鏡装置でマウスの神経細胞をダイレクトに観察し、どのような信号がどのような行動を生むのかを解明できるそうで、
「この新たな顕微鏡によって、まもなく脳をピアノの鍵盤のように扱うことができるようになります。脳内信号のパターンを記録し、操作することで、脳の理解を深め、脳の機能不全の治療も可能になると考えています。」と、チームの指揮を執る神経生物学者のHillel Adesnik博士は語ります。
博士はまた、「この装置はさらに改良することで、神経言語を解読するためのロゼッタストーンのような働きができるかもしれないと考えています。」としています。

なるほど、脳内でどういった信号パターンが動物の行動を起こしているのかが分かれば、脳に機能障害が生まれたときにそのパターンに注目することでどこが悪いかが分かるということですね!

健全な研究に期待

それにしても、どのようにレーザーをマウスの脳に照射したかというと、マウスの頭蓋骨にガラスを嵌め込み、レーザーが脳内に直接届くようにしたのだとか。
この実験が人間で行われたらまさにオカルト映画ですが、健全な形で研究が行われ、医学の発展に繋がると良いですね!

「私たちは、神経信号の基本的な“構文”を理解できる技術を開発したいのです。それによって、脳内回路が何をしていて、病気の際には何がおかしくなっているのかを理解することができます。」と博士は語っています。

引用元:http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-3526125/Mind-control-MICROSCOPE-changes-behaviour-mice-instant-Scientists-make-animals-want-tweaking-brain-s-code-real-time.html

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